復帰から1時脱会まで
離れている時の僕の心情を綴っていきますが、そのまえに、復帰されてから、学舎生活、そして、1時離れるまでを綴りたいと思います。
復帰
僕は、1998年に名古屋にある某大学に入学した。入学式の日に、アンケートに答えることを頼まれ、最後にサークル紹介があった。学外交流のサークルで、他校の学生たちと、人生について考えたり、スポーツをしたり、お茶を飲みながらお喋りをするサークルだということだ。カープという名前である。おもしろそうだったので、一度サークルボックスへ行ってみることにした。
3日後に、霊の親と学外で待ち合わせて、サークルボックスに案内された。学外交流というだけあって、学外にサークルボックスがあった。行ってみたら、他のメンバーもいて、「ようこそ」って、歓迎されている感じだった。同じ学校の人や他校の人がいた。
音楽が流れている喫茶店風の部屋の中で、霊の親と他のトーカーと会話をした。僕の家族構成や、これまでの人生で楽しかったこと、つらかったことを語り合った。そして、人生について勉強している先輩(このときは学舎長だった)の講義を聞いた。講義の内容は、総序の内容で、かなり共感できた。
それから、2days(1泊2日の合宿)の話が出た。行ってみたかったが、都合が合わずに結局参加できたのは、7月になってからであった。
2days、6days、そして新人研
2daysでは、他校の参加者もいて、講義を聞いたり、スポーツをやった。そして、最後に、次の6daysの参加を勧められた。2daysが楽しく、人生の勉強になると思ったので、即O.Kした。6daysに出発する日に、講義を聞き、その中で、現代は終末で再臨のメシアが現れる時期であり、文鮮明先生こそが、人類が待望したメシアであることを明かされた。
6daysでは、何か聞かなきゃよかったという気持ちに駆られながらも、講義を聞き、スポーツに汗を流した。でも、だんだん慣れていき、帰る時には真理に出会えてよかったと思っていた。そして、新人研を勧められ、次の日からサークルボックスであるビデオセンターに通うことになった。夏の新人研はすでに始まっており、自分の都合などもあり、これは延期して翌年の3月に行われた新人研に参加することになった。これに備えるために、ビデオセンターに通った。
ビデオセンターでは、講義と和動(語り合うこと)が中心であり、食事をごちそうになった。学校では、サタンが入るため、統一原理のことを話してはいけないことが強調された。
そして、新人研出発の日が来た。霊の親の付き添いで、夜行バスに乗り、土浦まで行った。新人研はすでに始まっており、僕は途中参加だった。でも班長や班のメンバーは親切に迎え入れてくれた。スポーツ大会における一体化は重要だと思った。
新人研で心に残っているのは、一番えらかったけど、万物復帰である。なかなか買ってもらえずに、自分の堕落性が浮き彫りになった。でも終わった次の日にはみんなで、焼き肉を食べて、交流が深まった。
万物復帰が終わると新人研も時がたつのが早く感じるようになった。充実していた。しかし、信仰生活講座において、ショックを受けた。自由に結婚したら罪になるということである。それと、アダムとエバが自由に、性関係を結んだため堕落をしたので、これを蕩減復帰するために、文鮮明先生が選んだ相手と結婚しなければならないことである。
学舎と非原理世界の往復
そして、新人研も終わり、共同生活をする学舎に入教することになった。下宿は家族への対策のために、そのまま残しておいたが、生活用品は学舎へ持ってきた。
それから、学舎と学校の往復の生活が始まった。学校の友達は、よく不平・不満をいい、為に生きる実践ができてないように感じた。さらに、下ネタ話が大好きで、アダルトビデオ、アダム・エバの話が多く、ついていけなかった。学舎長も相対してはいけないと言っていた。学校の友達は、真理を知らず、真の愛も知らない非原理の人であるため仕方ないと思った。学校の友達は堕落もしていて、悲しく思った。何とか原理を聞かせて復帰しなければとも思った。
伝道に行くメンバーにも加わり、昼間は、学内でアンケートをとった。最後にサークル紹介をするのだけど、ほとんどアンケートを取るだけで終わっていた。知り合いに見つかるのが怖かった。知り合いにも、「北上は、何のアンケートを取ってるの?」と聞かれたこともあった。学生部の人から注意されたことさえあった。時ではないため、統一教会のことは伏せておいた。時が来たら話そうとも思った。
2回目の新人研と教育隊
夏には、2回目の新人研に出ることになった。2回目だから、新しく復帰された子たちと一緒に参加したため、僕がアベルの立場だった。スポーツ大会においては、みんなをリードした。でも、万物復帰においては、実績が出ずに立場がなかった。
2回目の新人研も終わり、学舎と非原理世界の往復が始まった。学校の友達は相変わらず、下ネタやアダム・エバの話をしていてた。真の愛を知らないゆえに哀れに思った。何とか復帰しなければ。
冬には、教育隊で万物復帰をした。実績が出ずにつらかった時に、こころの四季に書いてある言葉を思い出して、神様とお父様の悲しみが心の中に流れこんできて涙があふれた。これが、証でよく聞く神様との出会いなんだなあと思い、神様と出会えてうれしかった。
4億双の祝福
4億双の祝福の話が出るが、やっぱり結婚相手は自分で選びたかった。基準が高くなると、選んでもらえって感謝できるようになるということなので、自分はまだまだ基準が低いと思い、この回は見送った。
正規軍での万物復帰
次の春からは、万物復帰は正規軍だった。マイクロに寝泊まりし、各家を回った。実績も教育隊の頃より出るようになっていた。やっぱり万物復帰ほど神様と出会えるものはないと思った。
1時脱会
万物復帰が終わり、原研の活動をしながら学校へ通っていたが、伝道が大変だった。学舎長や他のみんなが冷たくなったと感じていた。伝道に、長期休暇以外にも万物復帰があったため、学校の勉強が十分にできずに、留年してしまった。親には統一教会のことは話してないが、学外交流のサークルに入っていることは話していたから、さすがに、「サークルやめなさい」と言われた。はじめは「楽しいサークルで、特に「絶対に来い」とか、「ノルマはないよ」とか言いながら、ぜんぜん違うとも思っていた。だから、言われるがままに教会から離れた。
でも、統一原理は真理で、学舎生活で受けた愛とあの万物復帰でも体験は本物だから、いつかは戻ろうとも思っていた。でも、決意できず時ばかりが流れていく。